基本的な英語の語順(主語+動詞+その他)
日本語の場合、語順は比較的自由で順番を入れ替えてもある程度意味は通じます。
例えば「私は昨日車を運転した」でも「私は運転した、昨日車をね」でも通じます。
しかしながら英語の場合は語順がかなり固定されており、基本的な語順を守らないと英文法としては破綻し、意味を成さない文になります。
絶対的に押さえておきたい基本的な原則は
主語+動詞+その他の要素
という構成(文型)です。
英語においてはこれが基本です。
英語を勉強するにつれ、複雑な英文や長文が出てきますが、基本は(主語+動詞+その他の要素)という構成になります。この原則は絶対に忘れないで下さい。複雑な英文に頭を悩まされた時、この原則を思い出すことで解決出来る場面は多いですし、日常生活で使える英語を覚えたいという方はこの文型のみを覚えれば問題ありません。
使える英語を教えるという観点で考えると、複雑な文型を教えるのではなく、この(主語+動詞+その他の要素)という構成を使って文を作る練習を繰り返し行った方がずっと良いと思っていますし、教わる方も理解がしやすいので、英語学習で挫折する人も減ると考えます。すみません、話がそれました(^-^;
平叙文(肯定文と否定文)
単純に物事を相手に伝える文を平叙文と言います。そして平叙文は、〇〇ですと述べる肯定文と〇〇ではないと述べる否定文に分類する事が出来ます。
肯定文の例
I am a high school student.
She is a high school student.
You are a high school student.
※過去形の場合、be動詞は以下のように変化します
am → was、is → was、are → were
否定文の例
I am not a high school student.
She is not a high school student.
You are not a high school student.
※be動詞+notは以下のように短縮する事も可能です。
are not → aren’t
is not → isn’t
was not → wasn’t
were not → weren’t
肯定文の例
I go to school.
He goes to school.
They go to school.
※現在形の文で主語がHe/She/Itの場合は動詞にes/sを付けます。
否定文の例
I do not go to school.
He does not go to school.
They do not go to school.
疑問文(Yes/No疑問文)
相手の回答にYesかNoを求める疑問文を指します。
Are you busy?
→Yes, I am./ No, I am not.
Is she a high school student?
→ Yes, she is. / No, she is not.
Do you know his name?
→ Yes, I do. / No, I do not.
Does he go to school?
→ Yes, he does. / No, he does not.
命令文
「○○しなさい」と相手に命令する文です。命令文は動詞の原形から文が始まります。
否定形で文を始めることで、「○○するな」のような否定的な命令文にする事が可能です。
<基本的な命令文>
Be careful! (気をつけて)
Stop here! (ここで止まりなさい)
<否定で始まる命令文>
Don’t be late! (遅れないで)
Don’t worry! (心配しないで)
※文の最初や最後にPleaseを付けることで、「○○してくれませんか?」と依頼の意味になります。
Please stop here. / Stop here, please. (ここで止まって頂けますか?)
感嘆文
「なんて○○なのだろう!」のように、なんらかの驚きや感動を表す文です。文の最後には「!」を付けます。
<形容詞や副詞を強調>
形容詞や副詞を強調して表現したい場合、文はHowで始めます。
語順は(How+形容詞or副詞+主語+動詞)ですが会話の時は主語と動詞が省略される場面も多いです。
How beautiful you are! (あなたはなんて美しいのだ!)
<形容詞+名詞を強調>
形容詞+名詞を強調したい場合は、文はWhatで始めます。
語順は先程と同様で(What+(a/an)+形容詞+名詞)となります。
What a nice picture he has! (彼はなんていい絵を持っているのだ!)