未来完了形とはなにか?
文法として未来完了形は<will + have + 過去分詞>の形で表します。
正直、日常生活の中でわざわざ未来完了形を使わなくてはならない機会はそう多くないので、あまり使わないかもしれません。
基本的な考え方は現在完了や過去完了と同じです。
現在完了形が今の状態を表現するために過去の説明をするのに対し、未来完了形は未来のある時点でこうなっているだろう予測を表現します。
I will have finished my homework by tomorrow.
私は宿題を明日までに終わらせているでしょう。
この文では「tomorrow」としましたが、別に数日後でも来月でもいいです。
その未来のある時点までに宿題が完了しているだろう事を表現しています。
どうですか?現在完了形や過去完了形と同じじゃないですか?
違いと言えば「未来のある時点」に視点が置かれている事くらいです。
現在完了形については別に説明を書いていますのでそちらを参照願います。
「完了・結果」を表す
The concert will have finished by ten o'clock.
そのコンサートは10時までには終わっているでしょう。
この文では10時という未来の時点に視点を置き、その時までにどうなっているかを表しています。
「経験」を表す
I will have read the novel three times if I read it again.
もしもう1回読んだら私はその小説を3回読んだことになる。
この文の場合、具体的ではありませんが if I read it again が未来のある時点に相当します。
そしてその時点までに「3回読んだことになる」という経験を表しています。
という事は過去に2回読んだことがあるというのも分かりますね。
「継続」を表す
They will have been married for ten years next month.
来月で彼らは結婚して10年になります。
この文ではnext monthの時点で何年結婚していることになるのかの予測を表しています。
そして期間を表すfor ten yearsから継続を表していると分かります。
未来完了進行形
動作の継続は未来のある時点まで「~し続けているだろう」と未来完了進行形で表せます。
ただ、未来完了形以上に未来完了進行形を使う場面は少ないですね。
I will have been working at the company for 20 years next year.
私は来年でこの会社に20年働き続けたことになる。
以上でこのページの説明は終わりになります。
少しでも読んでいただいた方の役に立てていれば嬉しいです。