このページでは英語の時制における現在形と現在進行形、過去形と過去進行形について説明していきます。
中学生の頃に時間をかけて勉強したかと思いますが、このページでは理解しやすいよう簡潔に説明します。
現在形
現在時制は動詞の現在形を使います。
現在形と言うと「今」の事だけを表すように感じられますが、正しくは今を中心にして過去から未来、ある程度の期間に成り立つ各種状態や一般的に変わらない事実を表します。
今現在〇〇しているとピンポイントな状況を表現したい場合には現在進行形を使います。
I know her very well.
私は彼女を良く知っている。
I love chocolate.
私はチョコレートが大好きです。
上記で使ったknowやloveは心理的な状態を表します。
「知っている」のも「大好き」なのも、今現在だけの話ではなく過去からの状態です。
そして恐らくはある程度未来にも続くだろう状態でもあります。
他にも、like, think, want, hope等々、心理的な状態を表す動詞は色々あります。
又、feel, hear, see, smellなど、感覚の意味示す動詞も状態を表す動詞になります。
I always drink coffee at breakfast.
私はいつも朝食の時にコーヒーを飲みます。
繰り返しすることを表すときには、どの程度の頻度なのかを表す副詞(always, usually, often, sometimesなど)を使う事が多いです。
The earth is round.
地球は丸い。
The earth goes around the sun.
地球は太陽の周りを回る。
上記の例のようにいつでも変わらない事実を表現するときは、現在形を使います。
現在進行形
現在進行形は「今〇〇している」のように、今まさにしている最中のことを表すときに使います。
文法は<be動詞(am/is/are)+現在分詞(動詞のing形)>です。
例;
I am watching TV. (I’m watching TV)
私はTVを見ている。
1.He plays tennis every Monday.
彼は毎週月曜にテニスをする。
2.He is playing tennis now.
彼は今テニスをしている。
1では毎週月曜が来るたびにテニスをするという繰り返される動作なので、playsという現在形を使っています。
2では今まさに何をしているのかをピンポイントで表現しているので現在進行形で表しています。
ポイントとしては、習慣として繰り返されていることなのか、それとも今まさに何をしているのかの違いです。
進行形では「動き」や「変化」が感じられますので、感覚で覚えるのも良いかもしれません。
過去形
現在形が原則として現在を含む時間に成り立つことを述べることに使われるのに対して、過去形は現在とは関係のない過去のことを述べるのに使われます。
文法として現在形との違いは、動詞が過去形になる点です。
I painted the walls yesterday.
私は昨日壁を塗った。
I watched TV last night.
私は昨夜TVを見た。
過去進行形
過去進行形は過去のある時点にしている最中だった動作を表現します。
現在進行形では
<be動詞(am/is/are)+現在分詞(動詞のing形)>
でしたが、過去進行形ではbe動詞が過去形に変わります。
<be動詞(was/were)+現在分詞(動詞のing形)>
I was painting the walls yesterday.
私は昨日壁を塗っていた。
I was watching TV last night.
私は昨夜TVを見ていた。
上記の例文は過去形の例をそのまま進行形してみました。
過去形とは違い、何をしていたのか動きが感じられるかと思います。
以上で本ページの説明は終わります。
少しでも読んで頂いた方の為になっていれば幸いです。