このページでは英語の時制として未来を表す表現である will と be going to を説明します。
動詞には現在形と過去形がありますが、未来形はありません。
未来のことを表現する際には will や be going to を使って表現します。
未来の表現(willを使って表す)
willを使った未来の表現は、<will+動詞の原形>で表します。
I will be back in ten minutes.
私は10分以内に戻るつもりです。
I will try harder this year.
私は今年もっと頑張ります。
上記の例は「〇〇するつもり」のような主語の意思が含まれています。
He will be 30 next year.
彼は来年30になります。
上記の例は主語の意思とは関係なく、自然の成り行きで起こる未来を表現しています。
willを使った否定文
未来に「そうならない」と思っているときには否定形として<will not(短縮形はwon’t)>を使います。
He will not be here tomorrow.
彼は明日ここに来ないだろう。
willを使った疑問文
疑問文にするときはwillを主語の前に置きます。
Will this bus leave on time?
このバスは時間通りに出発しますか?
未来の表現(be going toを使って表す)
be going toを使った肯定文
I am going to buy a camera.
私はカメラを買うつもりです。
be going toを使った否定文
I am not going to visit you next week.
私は来週あなたを訪ねるつもりはありません。
be going to を使った疑問文
Are you going to stay in Kyoto?
あなたは京都に滞在するつもりですか?
will と be going to の違いについて
どちらも未来を表現する際に使いますが、ではどちらを使うの?という疑問が出ると思いますので簡単に説明します。
willは話し手がきっとそうなるだろうと思っていることを表現する場合や、その場で急に決めたことを表現する際に使います。又、主語の意思とは関係なく、自然と未来に起こることを表現する際にもwillを使います。
be going toは主語である人が前から決めていたこと、以前からずっとするつもりでいたことを表現する際に使います。
I will ask him.
I am going to ask him.
どちらも未来に彼に質問するという意味ではありますが、違いはwillが今彼に質問しようと決めたのに対して、am going toの方は前々から質問しようと決めていたということです。
日本語に訳してしまうと同じような文になってしまい違いが分からないかと思いますが、ニュアンスが異なるという事を理解してください。
Aさん「昨日彼が何か言おうとしていたのだけど、聞くのを忘れちゃった」
Bさん「今日彼に会う予定があるから、聞いてみるよ」
この会話の場合、Bさんの「聞いてみるよ」は will と be going to どちらを使いますか?
Aさんの話を聞いてから決めたので will になります。
Aさん「夏休みは何するの?」
Bさん「アメリカ旅行に住んでいる友達を訪ねる予定だよ」
この会話の場合、Bさんは前もって計画していた未来について語っているので be going to を使います。
未来進行形
未来のある時点の話をするとき、その時点で行われているだろうことやすることになっていることを表現したい場合には
<will+be+動詞のing形>で表現することが出来ます。
I will be playing tennis at this time tomorrow.
明日の今頃、私はテニスをしているだろう。
⇒未来の今頃に私が何をしている最中なのかを未来進行形で表現しています。
I will be having an interview tomorrow.
私は明日面談を受けることになっている。
⇒明日することが決まっている動作を表現するのに未来進行形を使っています。
未来進行形は主語の意思を含まない単純未来に対して使われます。
I'll meet him tomorrow.
明日彼に会うつもりだ。
⇒このwillは主語の「会うつもり」という意思を表します。
I'll be meeting him tomorrow.
明日彼に会うことになっている。
⇒未来の定まっている予定を表しており、この文に主語の意思は含まれていません。
以上でこのページの説明は終わります。
少しでも読んで頂いた方のお役に立てていたら幸いです。